NLP(神経言語プログラミング)の前提 その9
NLPの前提に
「心と身体は一つのシステムである」
というのがあります。
よく皆さんも自覚しているところがあるのではない
でしょうか。
心理的に落ち込んだ時は、肩が落ち、顔はどちらかと
言うと下を向きがちになっていませんか?
逆に、自信に満ちて、なんでもできる、というような
元気な時は、顔が上がり、胸も開いているのではないですか?
そうなのです、身体は正直、心の動きがそのまま体に現れます。
心が身体をそうさせてしまう、と思いますよね。
でも、身体を変えることで、心が変わるって、ご存じでしたか?
気持ちが落ち込んだ時、意図して、顔を上げ、胸を広げて、
笑顔を作ってみると、そう、落ち込めないんです。
逆に、顔を下に向け、背中を丸めてみると、簡単に、
自信がない人になり、落ち込めます。
単純なことなのですが、人は忘れがちです。
身体が変われば、心、感情、考えが変わります。
反対に、考えや感情が変われば、身体が変化します。
プラシーボ効果、て聞いたことありますか?
偽薬なのですが、これはすごくよく効く薬ですよ、と言って、
被験者に飲ませると、薬としての効果は成分は入って
いないにも関わらず、病気の症状が改善する。
心が、効く薬、と認識した、ものだから、当然病気の症状
がよくなるに決まっていると、その人が思ったのでしょうね。
それがそのまま体に影響が出てくるのです。
その逆に、「この薬は2割の確率で、よく効果があります」
と言われた時、人によって、2割も効くなら、自分にも効く
だろうと考えるか、8割も効かないのか、なら自分には効か
ないだろうと考えるか。
そう考えると、2割もきくならと考えた人には薬の効果があり、
8割も効かないと考えた人には効果がなくなる、と、
思いませんか?
このような、一つの物事の判断で、それぞれの人がどの
ように判断をしたかで、結果は大きく変わりますよね。
それがそのまま身体にも影響を与えてしまうのです。
今もし、身体に悪い影響が出ているような事がある場合、
それはご自身のどんな考えが反映したものなのか?
それを考えてみることが、身体の悪い影響をなくする、
一番の近道かもしれませんね。